研究大会御礼
日本社会福祉学会関東部会会員の皆さま:
本年3月9日土曜日に開催されました日本社会福祉学会関東部会研究大会には、122人という多くの参加者にご出席頂き、成功裡に終了いたしました。自由研究発表も10会場、28演題のご報告を頂き、活発な意見交換をすることができました。
実行委員長をお務め頂いた山田知子先生をはじめ学部・学科全体でサポート頂きました大正大学の先生方、基調講演をお務め頂いた大本圭野先生、シンポジストの皆さま、献身的に御関与頂いた大会担当の皆さま、本当にどうもありがとうございました。
ご参加頂けなかった皆さまには、抄録集がホームページからダウンロードできるようにいたしますので、ご一覧頂けますと幸いです。
今回はじめて取り組んだ研究大会奨励賞は、残念ながら該当者なしとなりました。
積極的に自由研究発表に応募頂いた会員の皆さまに心より感謝とお礼を申し上げます。
この賞の関東部会若手研究者育成支援の役割を考慮して、今後、適切な受賞者選考方法、候補者エントリーの方法をさらに検討して行きたいと思います。引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、お願いいたします。
次回研究大会は、2014年3月に開催する予定です。詳細が決まりましたら、ご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
日本社会福祉学会関東部会担当理事
日本社会事業大学 大島 巌
大会テーマ:
ポスト3.11 社会福祉学研究と実践の新たな枠組み~ソーシャルワーク実践・研究に求められるもの~
2011年3月11日の東日本大震災で被災した人びとの傷跡は、いまだ癒えていない。その生活再建の道のりは遠い。さらに原子力災害によってダメージを受けた福島の人びとは先の見えない生活に疲労の色は濃い。われわれは社会福祉関係者として、被災地の人びとの生活をどのように支え、再建のために何ができるのか。
大震災時に、多くのソーシャルワーカーは、保健・医療・心理関係者等、他の専門職と連携して働くという場面に晒された。他の領域に比して、ソーシャルワーカーは社会福祉専門職として現地の人々への生活支援のために存在感を示すことができたのか。さらに、被災地の都市計画やコミュニティの再生のために、ソーシャルワークはそのノウハウをどのように活かし、生活再建に何ができるのか。認定制度などによって、ソーシャルワーカーは「専門職」としてのかたちを固めつつあるものの、その内実はどうか。被災地支援の実際を通して、ポスト3.11における社会福祉学研究と実践の新たな枠組、実践の在り方について、ソーシャルワーク実践と研究の観点から模索する。
大震災時に、多くのソーシャルワーカーは、保健・医療・心理関係者等、他の専門職と連携して働くという場面に晒された。他の領域に比して、ソーシャルワーカーは社会福祉専門職として現地の人々への生活支援のために存在感を示すことができたのか。さらに、被災地の都市計画やコミュニティの再生のために、ソーシャルワークはそのノウハウをどのように活かし、生活再建に何ができるのか。認定制度などによって、ソーシャルワーカーは「専門職」としてのかたちを固めつつあるものの、その内実はどうか。被災地支援の実際を通して、ポスト3.11における社会福祉学研究と実践の新たな枠組、実践の在り方について、ソーシャルワーク実践と研究の観点から模索する。
■日時:2013年3月9日(土)9:00-17:30(受付開始8:30)
■会場:大正大学(都営三田線西巣鴨駅徒歩2分)
プログラム
9:00-11:30 研究報告(大正大学3号館)
詳細は、「抄録集目次」をご参照ください。
11:30-12:00 昼食
12:30-13:00 学会奨励賞
単著部門:岩永理恵氏 『生活保護は最低生活をどう構想したか:保護基準と実施要領の 歴史分析』 ミネルヴァ書房 2011年2月28日刊
13:10-14:00 基調講演
大本圭野氏(前東京経済大学教授・生命地域研究所代表)
"生活再建と住宅・福祉~ソーシャルワーク実践・研究への期待"
"生活再建と住宅・福祉~ソーシャルワーク実践・研究への期待"
14:10-17:00 大会シンポジウム
テーマ:被災地の生活支援、生活再建におけるソーシャルワーク実践、研究の役割と課題― ソーシャルワーク実践・研究に何ができるのか―
・被災地のソーシャルワーカー実践から 山田美代子(日本医療社会福祉協会)
・被災地の子ども支援で見えてくる生活再建の道筋 森田明美(東洋大学)
・福島の支援とコミュニティ・デイベロプメント 佐藤信人(武蔵野大学)
・国際NGOの支援活動とソーシャルワークの課題 西郷泰之(大正大学)
コーディネーター
・岡部卓(首都大学東京)
・山田知子(大正大学)
17:00 - 17:30 関東部会総会
17:30 閉会
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